オーストラリア入国審査
このワタクシ、色々な国の色々な国境を突破した経験はあるのだが、時としてトンでもない事が起こってしまう。
回数も多いから事件に遭遇する可能性も高い。(本題とは違うが、日本人なのに、成田空港の税関で1年間に30回近く止められてしまうのは、このワタクシ以外にいないような気もする今日この頃である。絶対に税関のマニュアルの中にある「この顔にピンときたら、、、」という項目にこのワタクシによく似た人物が載っているに違いない)
東側諸国が崩壊して以降で最も厳しい税関検査を受けたのは、オーストラリアのシドニーである。そのときはたまたま、ミャンマーのヤンゴンからマニラを経由してシドニーに入るというルートであった。オーストラリアも御他聞に漏れず麻薬取締りには気合が入っている国である。日本人が何人も収監されていると聞く。
ミャンマーから来たということから、麻薬関連の質問ぐらいは受けるかもしれない、、、と思っていたのだが、案の定、スーツケースを開けるように言われた。
実は、このワタクシ、綿のサンプルを大量に持っていたのである。当然、スーツケースを開けると真っ白である。オーストラリア人の税関吏は、丹念に一つ一つの綿をチェックし始めた。こちらとしては、重要なサンプルなので、あまりイジクリ回されると困るのだが、こればかりは仕方がない。綿のチェックだけでなく、スーツケースの枠組まで丹念にチェックしている。本当のプロは、二重底や二重枠をワザワザ作って、その部分にブツを隠しているらしいから、これまた仕方がない。
結局、その後も別室で「なぜミャンマーに行ったのだ?」としつこく詰問され、開放されたのは飛行機が到着してから二時間も経った頃であった。
このワタクシ、パスポート自体を人生で15冊くらい作り変えている。今の旅券法のシステムでは、増刷が一回しか認められないため、その程度のページ数では全然ページが足りないことから、毎年のようにパスポートを更新することになる。(要するに、ビザで1~2ページ丸まる取られてしまうので、ビザのいる国を数カ国訪問すると、ドンドンとページを消費してしまう)
その当時は、ミャンマーを始めとしてラオスやタイ、カンボジア等に足繁く通っていたので、パスポートの各ページには、それらの国のビザや入出国のスタンプが激しく押されている。誰がどう見ても怪しい。
そして、このワタクシがそれらの国に行っていた理由は、「魔のゴールデントライアングル」の麻薬撲滅の為に除草剤を売り込んでいたのであった。麻薬撲滅に命を掛けていたこのワタクシを、麻薬所持でチェックするとはヒドイ話である。。。










