奇跡なんて普段は信じないが。。。(2)
曇り空の東京の空は激しく飛行機を揺るがしていたが、雲を突き抜けると久々に見る青い空。
大阪辺りまでは、眼下には白い雲しか見えなかったが、ようやく雲の切れ目からどこかの空港が見えた。滑走路の脇には「OKAYAMA」という文字が見える。もう中国地方だ。
おそらく、倉敷や福山や尾道ではないかと思われる街々、さらには瀬戸内海の島々、遠くに四国を左手に眺めながら飛行機は広島空港に着陸した。
広島駅に向かう比較的空席の多いバスで隣に座った広島弁丸出しのオッサンと話していると、カープに対する思いが伝わってくる。挙句の果てに、「江藤は西武に行って本当によかった」なんて、元カープの選手のことまで、気にする有り様である。
でも、その気持ちはよく判る。西武の平尾や楽天の山村なんていまだに気に掛かるものである。
そうこうしていると、通路を挟んだ隣のオッサンまで会話に入ってきて、カープのみならず、昨今のプロ野球談義にまで話が弾んだ。
今年も各地に足を運んで野球を見てきたが、どこに行っても野球人気が落ちているとは思えないし、特にパリーグの本拠地では人気が上がっているとすら感じてしまう。
実は野球人気が落ちているのは、東京だけではないのだろうか。その東京での現象(特に関東地区での読売戦の視聴率の低下)をマスコミが全国的に伝えるので、なんとなく野球人気が落ちている気がするだけのような気がしないでもない。(参照:「あおのり世相をぼやく:読売戦の中継なんてどうでもいいと思っていたが。。。」)
そういう意味では、滅多に優勝しない東京の高校が甲子園で優勝したというのは、野球人気という点では、非常に意義のあることだったのかもしれない。「ハンカチ王子」のおかげで、大学野球にも観客が戻ってくれるとありがたいのだが。
久々の広島。(参照:「ウクレレおじさん」)
路面電車のなんとも言えない響きと原爆ドーム。これがないと広島に来た気がしない。

広島に住んでいる人からするといつもの風景なのだろうが、原爆ドームを見ると言葉にできない思いがこみ上げてくるものである。
試合開始直前に球場に入ることができた。。
試合は、この三連戦で打ちまくっている金本の弾丸ライナーのホームランで幕を開けた。
バックネット裏から見ている限り、ベテラン佐々岡の調子も良さそうだっただけに、この一発は大きい。
次の回も矢野のゲッツーの間に一点を追加。
ホッとしたのも束の間、新井がバックスクリーンに2ラン・ホームランをぶち込んであっと言う間に同点。。。 さらに、ヒットが続く。 森笠のセンター前ヒットでランナーの前田が一気に三塁を狙ったがベース手前で憤死してくれたのが助かった。
その後は、佐々岡の好投と阪神中継ぎ陣の奮闘で一進一退。
なぜか5回でヒノキ風呂の片岡と交代してしまったシーツが気掛かりである。球場にいると、テレビやラジオと違って裏事情はまったく判らないのが難点だ。
7回裏のチャンスに、カープは佐々岡に代打を送ったが点が取れず、結果的に佐々岡が変わってくれたことで、阪神は8回表に2点を取った。
このまま勝てば、12試合で11勝1敗だっ。
今日から中日との3連戦。
ここで木端微塵に叩き潰されればもう仕方がないし、諦めもつくというものである。
その大決戦を前に、あの頃我々がいくら応援し続けても勝てなかったあのダメ虎が、勝ち続けたことが誇らしい。
奇跡なんて普段は信じないが、何かを信じてみたい。
「奇跡なんて普段は信じないが。。。(おまけ)」に続く、、、
(「ダメ虎」関連)
「あおのり世相をぼやく:タイガースとともに歩んだ半生(反省?)。。。」
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