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ああ元有名選手。。。

 誰しも有名人、ましてや憧れの有名人と会ったときなどは、言葉を失うほど感動するものである。

 このワタクシ、まさにこの瞬間、沖縄県名護市内の某ホテルにいる。
 何のことはない、毎年恒例の、阪神キャンプ視察のためである。
 昨日は、日本ハムとの練習試合を見に行ったが、時節柄か道産子のファンも大量に駆けつけており、(北海道と比較すると)沖縄のあまりの暑さのせいか、女性陣がほとんど半裸状態のビキニ姿で、「ひちょり~」と応援するのにひかれて、日ハム側のファンが多い方の席に行ってしまった。。。(そんなことはどうでもよい)

 さっき2時過ぎに那覇からホテルに戻ってきた。
 途中の高速道路上から激しい便意を催し、なんとかホテルまで持ちこたえたものの、フロントで鍵を貰う前にロビーのトイレに駆け込み、ホッと一息をしていたところ、外から数名の男性が入ってきた。
 な、な、なんと、、、先頭にいるのは、あの阪神1985年のV戦士である福間納氏ではあ~りませんか。
 福間氏も、阪神のキャンプに来ていたのだろう。
 あまりの感動に一瞬たじろいでいると、その次にいた人(誰?)がフロントで鍵を貰い、このワタクシを含めた三人が同じエレベーターに乗ることになった。
 扉が閉まりそうになると、福間氏ではない方の人が慌てて扉を手で押さえ、「早く乗ってください」と叫んだ。
 あらためて外を見てみると、0.1トンはありそうな巨漢が千鳥足でエレベーターに向かってきた。

 あろうことか、、、亀山努氏ではあ~りませんか。。。
 酒でほとんど意識を失っているかのような状態である。
 エレベーターに乗り込んだあとも何かを話しておられたものの、ロレツがまわっていないのでほとんど判別できず。
 彼らが先にエレベーターを降りたのだが、去り際に亀山氏が「もう少し部屋で飲みましょうよ」と言ったのだけはなんとか聞き取れた。

 亀山努。
 ご存知のとおり、阪神タイガースで一時代を築いた選手である。
 阪神の暗黒の90年代に見た数少ない光明の一つ(一人)であった。
 彼のヘッドスライディングに、ダイビングキャッチに、我々は酔ったものである。
 あるとき、阪神の内野陣が敵チームのランナーを2・3塁間で挟んだものの、何回ボールをやり取りしてもアウトにできず、挙句の果てに2塁ベースに戻られてしまうという、ファンながら情けないプレーがあった。そのとき、なぜか外野を守っていた亀山氏が2塁ベース上にいて、ボールを受けてタッチするという2塁手顔負けのプレーをしたことなど、このワタクシの記憶に強く残っている選手である。

 その憧れの選手が巨大化したのは知っていたものの、初めて至近距離で見たときに、酩酊して千鳥足というのは、いったいどう解釈したらよいのか。。。
 
 やはり、憧れは心の中にしまっておくものである。
 有名人に会って、別の意味で、言葉を失うほど感動したのであった。。。






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